眼圧が戻らず、入院中に左目2回目の手術
2004年の夏、警察病院で、初めての手術を受けた。手術後は一般的に眼圧が上昇し、毎日経過を見ながらバイパスを止めている糸を切り、最適な眼圧に調整する。眼圧が落ち着いたら退院で、大体10日程度の入院になると聞いていた。
ところが、術後5日ほどたっても眼圧戻らず、毎日の検査で眼圧がゼロになることも。最低二人の眼科医に診てもらうのだが、”眼圧はゼロでもいいんだけと、眼球にしわが寄ると視力が出なくなるよな”と独り言のように言われた事を思いま出す。
この間、左目の視力はどんなに頑張っても雑誌の文字が読めそうで読めなかった。今では、当時と同じ状況なので当たり前と思っているが、当時は少々焦ったように記憶している。とにかく、文字を読むのがつらいと、ラジオを聴く位しかする事がない。思いついた事があってもメモを取るのはおっくになり、かといって録音しても後で文字に起こす事を考えると躊躇してしまった。
目以外は元気なので、汗をかかない程度に階段を上り下りするなどして、とにかく一日をやり過ごしていた。同じ日に手術した同室の患者さんが先に退院するのを見送ったのは、やはり寂しかった。術後数日して入浴が可能になり、暇つぶしとしても楽しみな時間になった。後は、電気髭剃りは沿った髭が目に入る危険性から禁止で、剃刀を使っていたがこれはこれで肌が荒れて困った。
そんな入院生活から1週間位、眼科部長の判断で2回目の手術が決定した。手術当日、さすがに慣れてきたが、ラジカセの音楽が響く中、一人はペディキュアをした女医さんだった事が印象に残っている。さすがに、眼圧も適切な範囲に上がり、確か14日で退院できた。多めに持って行っていた着替えが足りず(単身赴任中)、病院のパジャマを借りたら看、護師さんにさすがにねと笑われたのはおまけ。
その後の治療、次は右目が悪化した事などは次回に。
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