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”繋がる”ということ

 最近、人材育成や社内コミュニケーション課題について検討する中で、”繋がる”ことに関する考え方をお伝えする機会がありました。以下、その内容となります。

 

 繋がることの大切さ自体は、世代に関係ないと思っています。自律(自立ではなく)する、している事が重要と考えていますので。

 

 手段と目的で整理すると、我々は繋がりを手段と認識てきたように思います。会社で成功したり、家族を持ったりする目的に必要だからです。

 

 最近、繋がること(を通して自律すること)が目的ではと、考えるようになってきました。ビジネスを継続する事が目的というより、個人が自律して世の中と関わり続けるるためにビジネスを継続させる必要がある、という考え方です。

 

 大切なのは、表面的な”繋がり”だけでなく、その内面にある目的を認識することではないでしょうか。外見的な繋がり方は、世代によって異なります。が、個人にとっての満足(幸福)が何かを共有できるようになれば、手段にはとらわれなくなると感じます。

 

 

 多様性という言葉があります。自由を認める柔らかいニュアンスで使われる事が多いでますが、

個人的には相当ハードルの高いテーマだと考えています。

 それぞれ個が異なることを認めた上で、自律した個人が関わりあう必要があるからです。

 

 認めるということは、自分と異なる点を理解し確認しあう状態です。しかし、それを全て許容する訳にはいかないので葛藤が生じます。

 何が異なるのか、なぜ異なるのかを内省しつつ互いに関わりあっていく必要があります。繋がることへの認識や対応もこの一環だと思います。

 

 結局の所、コミュニケーション活性化のために何かやることを決めて実施してみて、小さな変化を見つけ、次を考える、その繰り返しではあります。、